● 東京都 / 説明会参加+電子申請
● 所得制限なし

加齢に備えて卵子を凍結したら都から最大20万円+保管料年2万円もらえる制度

正式名称
東京都卵子凍結に係る費用の助成(調査事業)

将来の妊娠・出産に備えて卵子凍結を行った方に、東京都が凍結時の費用を上限20万円まで助成する事業です。さらに翌年度以降、卵子の保管に関する調査に回答すると、年1回・一律2万円が支給されます(令和10年度まで実施予定)。 要件は、(1)採卵を実施した日における年齢が18歳以上40歳未満、(2)説明会参加申込日から、凍結完了・申請日まで継続して都内に住民登録、(3)既に不妊症の診断を受けて不妊治療を目的とする採卵・卵子凍結は対象外、(4)都が開催する助成対象者向け説明会への参加+調査事業協力承認決定が必須。 凍結時助成は1人につき1回のみ。申請は電子申請(LoGoフォーム)が原則。港区民は都決定後3ヶ月以内に港区へ上乗せ10万円を申請できます。

卵子凍結の費用助成東京都所得制限なし1人1回
卵子凍結の費用を、都が最大20万円助成
凍結したとき最大20万円保管調査に答えると年1回2万円も
  • 採卵日に18歳以上40歳未満
  • 都の説明会への参加が必須
港区民は港区の上乗せ10万円も皆と子育て.com
助成上限額(都のみ)
保管調査回答(年1回)
20,000円
令和8年度に凍結した場合の合計上限
240,000円
合計の上限は凍結した年度で決まります。令和5年度凍結は最大30万円、令和6年度は28万円、令和7年度は26万円、令和8年度は24万円(保管調査は令和10年度まで)。港区民は別途、港区上乗せ助成 最大10万円が併用可能(都決定通知書記載日から3ヶ月以内に申請)。

あなたが対象になるかチェック

本事業は要件が複雑なため、シミュレーターではなく対象判定リストで先回りで確認します。

✓ 対象になる方 すべての要件を満たす必要あり
採卵実施日に18〜40歳未満
必須
説明会参加申込日〜申請日まで都内住民登録
必須
都の説明会参加+事業協力承認決定
必須
不妊症の診断を受けていない
必須
説明会に参加した日から1年以内に、登録医療機関で医療行為を始める
必須
凍結卵子を使うときは夫(事実婚を含む)の精子を使う。売買・譲渡・海外への移送をしない
必須
凍結後も都の調査に回答を続ける(令和10年度まで)
必須
✗ 対象外 いずれかに該当すると対象外
既に不妊症の診断を受けている方の採卵・凍結
対象外
採卵時に40歳以上だった方
対象外
説明会未参加 or 事業協力承認なし
対象外
若年がん患者等生殖機能温存治療費助成の対象になる方
対象外
令和5年10月の開始以降、すでにこの助成を受けた方(1人1回のみ)
対象外
説明会申込から凍結時助成の申請までに都内住民登録が外れた期間がある
対象外
対象なら、凍結時に
200,000円
が支給されます(1人1回のみ、保管調査回答で年2万円が令和10年度まで毎年加算)。
凍結時助成は実費が20万円未満なら実費まで(=実費<20万円なら実費全額が支給)。詳細は東京都福祉局子供・子育て支援部(03-5320-4362)にご確認ください。

よくある疑問

読み始めて「あれ?」と思いそうな点を、原典に基づいて先回りで解消します。

「不妊症診断済みの方は対象外」って、どういう意味?

本事業は「加齢等を考慮した将来の妊娠への備え」を目的とした卵子凍結を支援するもの。すでに医師から不妊症と診断されており、不妊治療の一環として採卵・凍結を行う方は対象外です。

不妊症と診断されている方は、本事業ではなく特定不妊治療費(先進医療)助成(1回最大15万円)や保険適用の体外受精が対象になります。

東京都はこの事業の目的を「加齢等による妊娠機能の低下を懸念する場合に行う卵子凍結」の費用助成としています。

出典: 東京都福祉局「卵子凍結に係る費用の助成」 — fukushi.metro.tokyo.lg.jp/.../ranshitouketsu/touketsu/gaiyou
「説明会参加が必須」ってどういう仕組み?

本事業は東京都の調査事業として位置づけられており、助成と引き換えに、保管期間中の調査に協力することが前提条件です。そのため、まず都が開催する助成対象者向け説明会に参加し、事業の趣旨を理解した上で「事業協力申請」→「協力承認決定」を受ける必要があります。

説明会はオンラインで定期的に開かれ、LoGoフォームから申し込みます(各回定員175名・先着順、約2か月先の回まで予約可能)。参加の効力は参加日から1年で、その間に医療行為を始めれば再参加は要りません。

説明会参加申込日が、都内住民登録要件のスタート日にもなります(申込日〜申請日まで継続して都内在住が必要)。

出典: 東京都福祉局「卵子凍結に係る費用の助成」 — fukushi.metro.tokyo.lg.jp/.../ranshitouketsu/touketsu/gaiyou
採卵時年齢「18歳以上40歳未満」の判定はいつの時点?

「採卵を実施した日における年齢」が判定基準。たとえば、採卵日が令和7年5月1日で生年月日が昭和60年5月2日(採卵日時点で39歳)なら対象。同じ採卵日で生年月日が昭和60年4月30日(採卵日時点で40歳到達済み)なら対象外。

説明会参加時年齢ではなく採卵実施日時点の年齢で判定される点が重要。誕生日と採卵日の前後関係で対象/対象外が分かれます。

40歳の誕生日が近い方は、採卵日を誕生日前にスケジューリングすることが事業対象になるかどうかを左右します。

出典: 東京都福祉局「卵子凍結に係る費用の助成」 — fukushi.metro.tokyo.lg.jp/.../ranshitouketsu/touketsu/gaiyou
保管調査回答の「年2万円」って、何回もらえる?

翌年度以降、保管に係る調査に回答した際に1年ごと一律2万円が支給されます。実施期間は令和10(2028)年度までと原典に明記。

たとえば令和7年度に凍結した方なら、令和8年度・令和9年度・令和10年度の3回(最大6万円)、令和8年度凍結なら令和9年度・令和10年度の2回(最大4万円)、というように、凍結時期によって受給可能回数が異なります。

令和11年度以降の事業継続は現時点で未定(原典記載なし)なので、保管調査の助成は「令和10年度まで」を上限として計算するのが安全です。

出典: 東京都福祉局「卵子凍結に係る費用の助成」 — fukushi.metro.tokyo.lg.jp/.../ranshitouketsu/touketsu/gaiyou
申請期限は? 治療終了からいつまでに申請?

申請期限は医療行為終了日(未受精卵子を凍結した日)により異なります。原典に記載の期限は以下のとおり:

  • 令和7年4月〜12月終了 → 令和8年3月31日(火)
  • 令和8年1月〜3月終了 → 令和8年6月30日(火)
  • 令和8年4月〜12月終了 → 令和9年3月31日(水)
  • 令和9年1月〜3月終了 → 令和9年6月30日(水)

令和8年3月31日・6月30日の期限分は受付終了しています。令和9年1〜3月終了なら令和9年6月30日(水)まで。基本は医療行為終了日の属する年度の末日(1〜3月終了は6月30日)。「医療行為が終了した日」は未受精卵子を凍結した日で、ほとんどの場合は採卵日です。期限を過ぎるといかなる理由でも対象外なので、凍結が終わったら早めに申請を。

出典: 東京都福祉局「卵子凍結に係る費用の助成」 — fukushi.metro.tokyo.lg.jp/.../ranshitouketsu/touketsu/gaiyou
港区民の場合、追加の助成はある?

はい、港区民は港区の卵子凍結費用助成(上限10万円)を別途申請できます。詳細は港区卵子凍結費用助成ページを参照。

港区助成の前提は「都の助成承認決定まで終了していること」。つまり、まず都の凍結時助成20万円を受けた後、その都の決定通知書記載日から3ヶ月以内に港区へ申請する流れになります。

都+港区の凍結時助成を合算すると合計最大30万円です。

出典: 東京都福祉局「卵子凍結に係る費用の助成」 / 港区「卵子凍結費用助成」
凍結卵子を将来使うときの助成は?

凍結した卵子を融解して体外受精・顕微授精を行う際は、別事業の「東京都凍結卵子を使用した生殖補助医療への助成」(1回最大25万円)が対象。妻の年齢が43歳未満であれば、初回助成時年齢に応じて6回まで(40歳未満)または3回まで(40歳以上)助成を受けられます。

つまり、卵子凍結ライフサイクル全体での都助成は:

  • 凍結時: 都20万円(港区上乗せ10万円)
  • 保管期間: 都が年2万円(調査回答時、令和10年度まで)
  • 使用時: 都最大25万円/回(凍結卵子から作った凍結胚の移植は10万円/回、年齢により6回または3回まで)
出典: 東京都福祉局「卵子凍結に係る費用の助成」 / 「凍結卵子を使用した生殖補助医療への助成」

いつ申請して、いつもらえる?

説明会参加 → 事業協力承認 → 採卵・凍結 → 凍結時助成申請 → 翌年度以降の保管調査回答、の流れ。

事前準備
都の説明会日程をチェック
東京都福祉局の公式ページから、LoGoフォームで説明会に申し込む(各回の2営業日前の正午まで)。説明会参加申込日が、住民登録要件のスタート日になる。
STEP 1
説明会参加 → 事業協力申請 → 協力承認決定
説明会参加後、都の事業に協力する申請を行う(住民票の写し、自署の誓約書を添付)。審査は約1か月〜1か月半。原則は承認決定を受けてから医療行為を始める。
STEP 2
登録医療機関で採卵・卵子凍結
都が公表する登録医療機関リストの中から選んで受診。採卵日時点で40歳未満であることが要件。領収書・受診等証明書(凍結時)は必ず保管。
STEP 3
凍結時助成を申請(LoGoフォーム)
上限20万円。LoGoフォーム電子申請で、書類はPDFや画像で添付。必要書類: 受診等証明書(凍結時)、住民票の写し(マイナンバー記載なし・3か月以内)、領収書、通帳等のコピー(任意)。あわせてアンケート(凍結時)に回答。申請期限は医療行為終了日の属する年度末(1〜3月終了は6月30日)。
STEP 4
都の審査 → 助成承認決定通知書 → 振込
審査は約3か月。「調査協力(凍結時)助成承認決定通知書」がLoGoフォームで届き、その約1か月後に最大20万円が振り込まれる(振込の連絡はなし)。港区民はこの通知書記載日から3ヶ月以内に港区へ上乗せ申請(港区卵子凍結費用助成)。
翌年度以降
毎年の保管調査に回答 → 年2万円
原則、凍結日の1年後の日から3か月以内に調査へ回答し、あわせて申請すると1年ごとに一律2万円。実施は令和10(2028)年度まで。都外(海外を含む)へ転出しても対象。フォームの案内は対象者にLoGoフォームで届く。
将来
凍結卵子を使って体外受精する場合
東京都凍結卵子を使用した生殖補助医療への助成(1回最大25万円)が別事業として用意されている。
本事業は東京都の調査事業であり、保管調査への回答は必須です。回答しないと、凍結時の20万円を含め、それまでに受け取った助成金の全額を返すことになります(誓約書の記載事項)。問い合わせ: 東京都福祉局子供・子育て支援部(03-5320-4362)。

正確な情報はこちらから

このページは東京都福祉局の公式資料を元にしています。正式な判断は必ず原典で確認してください。