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小学校・中学校の節目に1人10万円。港区が「はばたけ応援祝金」を発表

提案段階令和8年度港区一般会計補正予算(第2号)に含まれます。9月10日開会の港区議会令和8年第3回定例会で可決されることが前提で、可決されなければ実施されません。

小学校に入るとき、中学校に入るとき、そして中学校を出るとき。港区がこの3つの節目に、子ども1人あたり10万円を配ると発表しました。2026年8月31日、清家愛区長の記者発表です。

金額もさることながら、見落としやすい点があります。2026年4月に入学したばかりの子どもと、いま中学3年生の子どもも、初年度の特例で対象に入ります。ただし、まだ決まった話ではありません。

節目は3つ、金額は一律10万円

事業の正式名称は「新入学期等応援祝金事業」、通称は「はばたけ応援祝金」です。対象は小学校新1年生、中学校新1年生、中学校3年生という3つの学齢の区民。金額は学齢を問わず1人10万円で、公立か私立かも問いません。

入学の節目に給付を行う自治体は珍しくありませんが、区の資料は「中学卒業期を含む応援祝金は23区初」としています。中学3年生が入っているのがこの制度の特徴で、区は「自身の目標や進路に応じた様々な準備も必要となる」時期だと説明しています。

もらえるかどうかは「基準日」で決まる

対象になるかは、港区の住民基本台帳に登録があるかどうかで判定されます。その基準日が学齢によって違います。

対象学齢基準日
小学校新1年生(6歳)入学年の1月1日。または入学年の1月2日から4月30日までの転入者
中学校新1年生(12歳)入学年の1月1日。または入学年の1月2日から4月30日までの転入者
中学校3年生(15歳)卒業年の1月1日。または卒業年の1月2日から3月31日までの転入者
年度の途中で港区に移ってきた場合は、3か月以上の継続居住が要件として付きます。

2026年4月に入学した子どもも受け取れる

制度としての開始は令和9年(2027年)の新入学者等からですが、初年度に限った特例が置かれています。令和9年1月1日時点で港区の住民基本台帳に登録があれば、令和8年(2026年)の新入学者等も対象になります。

つまり2026年4月に小学校や中学校へ入った子どもと、2026年度の中学3年生も受け取れることになります。区が見込む対象者数は、この2か年分をあわせて約14,100人です。

所得制限については、資料に一言も書かれていない

気になるのは所得制限の有無です。区が公表した記者発表資料とスライド資料の両方を確認しましたが、この応援祝金について所得制限に触れた記述はありません。

「所得制限を設けない」と発表されたわけではなく、現時点で公表された資料に書かれていない、という状態です。あるともないとも判断できません。区は同じ日に、区独自の所得制限をつくるための調査を始めるとも発表しています。

決まるのは、9月10日に始まる議会

この事業の補正予算額は14億4,590万円です。11事業あわせて22億4,028万4千円の令和8年度港区一般会計補正予算(第2号)に含まれています。

港区議会の令和8年第3回定例会は9月10日に開会します。可決されれば令和9年2月下旬から支給が始まる予定ですが、可決されなければ実施されません。申請の方法や手続きの案内については、現時点で公表されている資料に記載がありません。

問い合わせ先は、教育委員会事務局学校教育部学務課(電話03-3578-2725)です。

この記事のもとになった資料
この記事は、港区が公表した資料を読んで書き直したものです。制度の内容は今後変わる可能性があります。実際の手続きや金額は、必ず上記の原典と港区の最新の案内でご確認ください。