● 港区 / 産後母子ケア事業
● 所得で利用料変動

産後1歳まで、デイサービス6回 + 乳房ケア6回が
1割負担(上限2,000円)で使える制度

正式名称
港区産後母子ケアデイサービス・乳房ケア事業

港区在住で1歳未満(東京都済生会中央病院のデイのみ4ヶ月未満)の母子が、出産1回につきデイサービス6回乳房ケア6回を低額で利用できる制度。乳房ケアは外来でも訪問でも、回ごとに自由に選べます。

利用者負担は、課税世帯で各医療機関の料金の1割(上限2,000円)。住民税非課税世帯は無料。実費の9割を区が負担する仕組み。

実施施設はデイサービス6施設、乳房ケア(外来型)7施設、乳房ケア(訪問型)4組織。出産病院は問わないので、退院後に近くの施設を選べます。

利用枠と負担額(出産1回につき)
デイサービス
6回まで
乳房ケア(外来 + 訪問)
6回まで
課税世帯(1回あたり)
1割(上限2,000)
乳房ケアは「外来3回+訪問3回」「外来6回」「訪問6回」など、好きな組合せで6回まで。デイサービスは医療機関で日中ケア、乳房ケア外来は通院、乳房ケア訪問は助産師が自宅へ。宿泊型ショートステイとは申請枠が別。

どこで何ができる?

デイ・乳房ケア外来・乳房ケア訪問の3形態と、1回あたり負担の早見。

サービス3形態と内容 いずれも上記6回枠内
デイサービス(6回まで)
医療機関で日中(数時間)、母子で過ごしながら助産師がケア。授乳・沐浴・休息・育児相談など。実施6施設。
乳房ケア(外来型)
助産院・医療機関に通院。乳房マッサージ、授乳指導、母乳トラブル(つまり・乳腺炎等)のケア。7施設。
乳房ケア(訪問型)
助産師が自宅を訪問してケア。外出が難しい時、上の子の世話があるときに便利。4組織。
出産1回あたり計
12
(デイ6回 + 乳房ケア6回)を、1歳になる前まで利用できます。
─ 課税世帯の自己負担(目安) ─
施設料金 5,000円のケース 1割 = 500円
500円
施設料金 15,000円のケース 1割 = 1,500円
1,500円
施設料金 25,000円のケース 1割 = 2,500円 → 上限2,000円
2,000円
自己負担 = min(施設料金 × 10%, 2,000円)
施設料金は施設・サービス内容により異なります。1割負担+上限2,000円なので、高額施設でも自己負担は最大2,000円/回。非課税世帯は無料。詳細はみなと保健所子ども家庭支援センター(03-6400-0084)にご確認ください。

よくある疑問

読み始めて「あれ?」と思いそうな点を、原典に基づいて先回りで解消します。

「デイサービス」と「乳房ケア」、どう使い分ける?

目的が違います。

  • デイサービス: 医療機関で日中数時間〜半日過ごしながら、助産師に総合的なケアを受ける。授乳・沐浴・休息・育児相談・産後の体調管理など。「とにかく母が休みたい」「育児不安を相談したい」というときに。
  • 乳房ケア: 母乳・乳房に特化したケア。乳腺炎・乳房のしこり・つまり・授乳痛・卒乳ケアなど、母乳に関する具体的な悩みを助産師が解決。

乳房トラブル(熱が出る、痛い)は乳房ケア、育児全般の不安はデイサービス、というイメージ。両方使えるので、状況に応じて使い分けを。

出典: 港区「産後母子ケアデイサービス・乳房ケア事業」 — city.minato.tokyo.jp/.../boshi-nyuboucare.html
乳房ケアの「外来」と「訪問」、どっちがいい?

状況によります。

  • 外来型(7施設): 助産院・医療機関に通院。設備が充実、別の母親と情報交換できる、産後の気分転換にもなる。母子ともに体調が安定してから。
  • 訪問型(4組織): 助産師が自宅へ。外出困難な時(産後早期、上の子の世話、双子・三つ子)に便利。自宅環境を見て授乳場所のアドバイスももらえる。

6回の枠を、外来3回+訪問3回などミックスで使うのもOK。「最初は訪問、慣れたら外来」という流れも実用的。

出典: 港区「産後母子ケアデイサービス・乳房ケア事業」
1歳近くなっても使える?

原則1歳の前日まで利用可能。ただし東京都済生会中央病院のデイサービスのみ「4ヶ月未満」限定なので注意。

断乳・卒乳のタイミング(生後10〜11ヶ月)で乳房ケアを使う方も多いので、6回の枠を産後早期に使い切らず、後半に残しておくのも一つの戦略。

出典: 港区「産後母子ケアデイサービス・乳房ケア事業」
負担金「1割・上限2,000円」って、どう計算される?

各施設の通常料金(自費料金)の1割が利用者負担。ただし1回あたり上限2,000円でキャップされます。

  • 施設料金 5,000円 → 1割 = 500円(自己負担)
  • 施設料金 15,000円 → 1割 = 1,500円(自己負担)
  • 施設料金 25,000円 → 1割 = 2,500円 → 上限2,000円(自己負担)
  • 施設料金 30,000円 → 1割 = 3,000円 → 上限2,000円(自己負担)

差額(施設料金 - 自己負担)は港区が施設に直接支払う形。利用者は窓口で自己負担分のみ支払えばOK。

出典: 港区「産後母子ケアデイサービス・乳房ケア事業」
非課税世帯の判定はどうなる?

住民税課税状況で判定。世帯全員が住民税非課税であれば全額無料になります。

申請時に非課税証明書(世帯全員分)の提出が必要。

判定は申請時の住民税課税状況に基づき、年度切替時(6月)に再判定。所得状況が変わった場合は子ども家庭支援センターに相談を。

双子・三つ子の場合は?

多胎の場合の枠(デイ6回+乳房6回)が「子1人ごと」なのか「出産1回ごと」なのかは、登録申請時に区に確認を。

多胎家庭は産前産後家事・育児支援サービス(別制度)が子1人ごとに人数分加算されるので、そちらと併用するのが効果的です。

※ 要確認: 多胎時のデイ・乳房ケア回数の人数分加算の有無

出典: 港区「産後母子ケアデイサービス・乳房ケア事業」
宿泊型ショートステイ・産前産後家事育児支援との関係は?

3制度はそれぞれ独立しており、すべて併用可能です。

  • 宿泊型ショートステイ: 母子で医療機関に最大6泊7日宿泊
  • デイサービス・乳房ケア(本制度): デイ6回 + 乳房ケア6回
  • 産前産後家事・育児支援サービス: 家事ヘルパー1時間750円(計224時間)+ 産後ドゥーラ60時間

それぞれ目的が違うので、状況に応じて使い分け・組み合わせて利用するのが◎。

出典: 港区「産後母子ケア宿泊型ショートステイ事業」「産前産後家事・育児支援サービス」

いつ申請して、いつ使う?

妊娠8ヶ月で登録 → 産後に施設予約 → 利用、の流れ。

事前準備
妊娠8ヶ月になる
この時点から利用登録申請が可能。出産後は申請手続きが大変なので、産前に登録を済ませておくのが推奨運用。
STEP 1
利用登録申請(妊娠8ヶ月〜利用日14日前)
利用登録申請書を窓口・郵送・電子申請で提出。
必要書類: 申請書、非課税世帯のみ非課税証明書(世帯全員分)。
STEP 2
登録決定通知書を受領
区から登録番号が通知される(施設予約時に必要)。
STEP 3
出産
退院。母乳トラブルや育児不安が出てきたタイミングで、施設利用を検討。
STEP 4
利用したい施設に直接予約
登録番号を伝えて予約。
・デイサービス: 6施設から選択
・乳房ケア外来: 7施設から選択
・乳房ケア訪問: 4組織から選択
STEP 5
利用 → その場で自己負担分を支払い
課税世帯は1割負担(上限2,000円)を施設に支払い。
非課税世帯は無料(支払いなし)。残りは区が施設に直接支払う仕組み。
STEP 6
残りの回数を別の機会に使う
デイ6回 + 乳房ケア6回の枠内で、子が1歳になるまで何度でも利用可能。施設も毎回変えてOK。
乳房ケアは産後早期(1〜2ヶ月)に集中して使う方が多い(乳腺炎・授乳トラブルの時期)。デイサービスは産後1ヶ月以降、母の体調が落ち着いてから使うパターンが現実的。みなと保健所子ども家庭支援センター: 03-6400-0084。

正確な情報はこちらから

このページは港区の公式資料を元にしています。正式な判断は必ず原典で確認してください。